「tsukasa(司)」というADV/ノベルゲームエンジンを趣味で作っているという話を以前しました。
なんでそんな物を作っているのかというと、自分で自由に使えて自由に弄れるノベルゲームエンジンが欲しかったからという単純な理由です。
自由に使える為にはフリーでなければならず、自由に弄れるためには(土屋が使い慣れている)rubyで書かれたオープンソースライブラリでなければなりません。この2つを満たす物は(土屋の知る限り)存在しないのです。
日本はノベルゲーム大国でもあり、各社は社内で独自のエンジンを持っていて、徐々に機能を追加しているようです(良く知らない)。ノベルゲームを作る時にはボイス収録用の台本や、収録したボイスの連番管理など、ベースとなるシナリオに紐付けされた様々な作業や管理が発生するのですが、これらの開発体制を包括したシステムもあるようです(繰り返しますが良く知らない)。
フリーのエンジンも幾つかあります。最も代表的なのは吉里吉里です。ただ、吉里吉里はオープンソースではあるものの今は販売されていない環境でビルドされていて(これをVC環境にリビルドするプロジェクトがかつてあった筈だけど成果がどうなってるのかは知らない)、またメンテも既にされていません(多分)。メーカーによっては内製でメンテや機能拡張をしているかもしれません(多分)。
さて、この吉里吉里、エンジン自体は(ネイティブコードも一杯あるにはあるけど)tjsというプログラミング言語上で作られたライブラリで、tjsを駆使すれば様々な処理を新規追加することができます。ただ、その為に発生するコストを考えると、一から自分にとって使いやすい物を作った方が効率が良いのではないか、と思ったのがtsukasaの開発動機でした。ただ、これは後になって大きな間違いだったことが分かります(続く)。
追記:上で書いたVCビルド版は吉里吉里Zでした(名称覚えてなかった)